社会人になったら、全部の制度を覚える必要はありません。まず「給料に直接関係する7つ」を押さえると、給与明細と働き方がかなり分かりやすくなります。
最初に知っておきたい7つ
- 給与明細
- 労働時間・残業代
- 健康保険
- 厚生年金
- 雇用保険
- 所得税
- 住民税
1.給与明細
給与明細では、勤怠・支給・控除・差引支給額を確認します。基本給や残業代だけでなく、社会保険料や税金がいくら引かれているかも分かります。
2.労働時間と残業代
労働基準法では、原則として1日8時間・週40時間が法定労働時間です。法定時間外労働には25%以上、法定休日労働には35%以上、22時〜翌5時の深夜労働には25%以上の割増賃金が必要です。
3.健康保険
会社員は勤務先を通じて健康保険に加入することが一般的です。保険料率は加入する健康保険によって異なり、協会けんぽの場合は都道府県支部ごとに保険料率が設定されています。
4.厚生年金
厚生年金保険料は標準報酬月額・標準賞与額をもとに計算され、保険料率は18.3%。原則として事業主と被保険者が半分ずつ負担します。
5.雇用保険
雇用保険は失業等給付だけでなく、育児休業等給付などにも関係する制度です。保険料率は年度や事業の種類によって変わります。
6.所得税
会社は給与を支払う際、原則として所得税等を源泉徴収します。月給の税額は、社会保険料等を控除した後の給与額や扶養状況などをもとに、国税庁の税額表等で求めます。
7.住民税
個人住民税は前年の所得などをもとに計算されます。給与所得者の特別徴収では、一般に6月から翌年5月まで毎月の給与から徴収されます。
まとめ
最初から制度の細部を暗記する必要はありません。給与明細を見ながら「この控除は何?」と一つずつ調べれば、生活に必要な知識から自然に身につきます。


