家具の裏にカビを見つけたら、いきなり乾いた雑巾でこすったり、掃除機で吸ったりしないでください。カビの胞子を室内へ飛散させるおそれがあります。まず換気し、範囲を確認してから静かに除去します。
最初にやること
- 窓を開けるなど換気する
- 家具をゆっくり動かしてカビの範囲を確認する
- 手袋や長袖などで皮膚への付着を避ける
- 乾拭き・掃除機・強いブラッシングを最初にしない
- 壁紙や家具が広範囲に傷んでいる場合は無理に自分だけで処理しない
カビを広げにくい掃除方法
札幌市は、カビが発生した部分をよく絞った雑巾で静かに拭き取るよう案内しています。いきなり乾いた雑巾で拭く、掃除機をかける、スプレーを直接吹きかけると胞子が飛び散る可能性があります。
自治体によっては、塩素系薬剤、市販のカビ取り剤、消毒用アルコールを用いる方法も案内しています。ただし、素材によって変色や傷みが起きるため、製品表示と家具・壁材の取扱説明を優先してください。薬剤を混ぜるのは危険なので行わないでください。
家具の裏にカビが生えやすい理由
家具と壁の間は空気が動きにくく、外壁側など冷えやすい場所では結露が生じやすくなります。札幌市や品川区も、家具の裏は空気の流れが悪く、結露・カビが発生しやすい場所として注意を呼びかけています。
再発を防ぐ4つのポイント
1.家具と壁の間をあける
品川区などは、家具と壁の間を5cm以上離して空気の流れをよくする方法を案内しています。地震対策との両立も必要なので、家具の転倒防止も忘れないようにしてください。
2.結露を放置しない
窓や壁に水滴が出る場合はその都度拭き取り、調理や入浴後は換気します。目に見える窓だけでなく、家具の裏でも結露している可能性があります。
3.加湿しすぎない
加湿器の使いすぎは結露を増やすことがあります。湿度計を使い、室内が過度に湿った状態になっていないか確認しましょう。
4.24時間換気や給気口をふさがない
24時間換気設備がある住まいでは、給気口を家具でふさいだり、常時OFFにしたりすると空気が動きにくくなります。住宅設備の説明書に沿って使用してください。
専門家や管理会社へ相談した方がよいケース
- 壁一面など広範囲に広がっている
- 壁紙や下地まで腐食・剥離している
- 何度掃除しても短期間で再発する
- 雨漏り・配管漏れが疑われる
- 賃貸住宅で建物側の結露・漏水が疑われる
原因が水漏れや断熱不良にある場合、表面を掃除するだけでは再発します。賃貸なら写真を残し、管理会社や大家へ相談するのも大切です。実際に配管や蛇口から水が漏れている場合は、水漏れしたときに最初にやることも確認してください。
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